プラダを着た悪魔

主人公はサディステックな編集長のアシスタント(おつかい).無理難題をこなしながら仕事にプライベートに奮闘するお話.面白かったよ.

映画を見ながら編集長のミランダと黒沢明が似てるなぁって何となく思っていた.個人的にはああいうタイプは嫌いじゃなくて.もちろん映画の趣旨としても社会の常識としても,ミランダ的な生き方はクソで最終的に主人公が取った行動は正しかったというのあると思う.でも,嫌いになれないんだよな.黒沢とかOpenBSDのTheoとか.

個人的に,表向きだけの民主主義が嫌いなところがあって(本当に民主主義を徹底しようとするなら,国民全員が官僚並に国家運営に関わる知識を持たなければならないと思うから.でそれは現実的に考えて不可能でしょ),もっちょっとマシな主義が出てきてほしいと思うわけですよ(完全人任せ).たぶんその反動として,「一将功成って,万骨枯る」っているのが好きなのかもしれん.

どうでもいいけど,社会学者って大変だよね.新しい理論を考えても,おいそれと実験できんと思うし.どうやってるんだろ.